海外セカンドハウス購入ガイド|投資と移住のための5つのチェックポイント

「老後は海外で暮らしたい」「海外に別荘が欲しい」など、セカンドハウスとしての海外不動産に関心を持つ方が増えています。しかし、ロマンだけで突っ走ると後悔する可能性も。本記事では、海外でセカンドハウスを購入する前に知っておきたいポイントをわかりやすく解説しつつ、投資視点でのメリットや注意点もご紹介します。

セカンドハウスとは?

セカンドハウスとは、日常の住まいとは別に所有する住宅のことで、別荘やバケーション用、あるいは将来の移住先を見越して購入する人もいます。特に海外のセカンドハウスは「日常を離れて過ごす場所」として人気があり、資産としての側面も持っています。

海外にセカンドハウスを持つメリット

  • 生活の質(QOL)が向上する:定期的に滞在することで心身をリフレッシュできる。
  • 資産運用としても活用可能:シーズンオフや不在時に賃貸・民泊運用して収益化できる。
  • インフレ対策・通貨分散:現物資産として保有することで、資産の安全性を高められる。
  • 将来の移住・ロングステイにもつながる:早期購入によってビザ取得や現地慣れがしやすくなる。

購入前にチェックすべき5つのポイント

  1. 購入可能な国かどうかを調べる
  2. ビザや長期滞在の条件を確認する
  3. 管理・維持のしやすさを重視する
  4. 医療・交通など生活インフラの充実度
  5. 売却しやすい国・地域かどうか

投資の観点から見たセカンドハウス購入の魅力

  • 人気観光エリアでの賃貸運用で利回り5〜8%以上も可能(エリアにより変動)
  • 外貨建て資産としてポートフォリオ分散ができる
  • 値上がり益(キャピタルゲイン)を狙える国も(例:ベトナム、カンボジア)
  • 日本と比較して不動産取得税・固定資産税が低い国もあり、税制面で有利

購入を検討するうえでの現地体験の重要性

実際に現地を訪れて街を歩き、空気感や生活インフラを感じることは非常に重要です。物件の間取りや設備以上に、周辺環境や地域性は居住の満足度を左右します。日中と夜間で街の雰囲気が変わる場所もあるため、できれば複数回の視察が望ましいです。

視察時には以下の点をチェックしましょう:

  • 徒歩圏内にスーパーや医療機関があるか
  • 現地の交通手段とその利便性
  • 近隣に工事や騒音源がないか
  • 現地の不動産管理業者と直接話せるか

弊社では、現地視察同行サービスやオンライン視察のサポートも行っております。
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人気の国・地域と特徴

国・地域特徴
フィリピンリゾートエリアが豊富、英語が通じる、賃貸需要も高い
タイリタイア層に人気、ビザ制度も整っている、コンドミニアム中心
マレーシアMM2Hビザが有名、医療水準が高く長期滞在向き
ハワイ・グアム日本人に馴染みやすく法制度も明瞭、高額物件中心だが信頼性あり

物件タイプ別の選び方

  • コンドミニアム型:管理が楽・人気が高い・収益運用も現実的
  • 戸建型・ヴィラ型:開放感が魅力だが、管理負担や費用が大きくなる場合あり

よくある失敗例とその回避策

失敗例①:現地を見ずに購入して後悔
→ 写真だけで判断せず、必ず現地視察を。特に周辺環境(騒音・治安・インフラ)も確認。

失敗例②:想像以上に維持費が高かった
→ 物件価格だけでなく、月々の管理費・税金・保険料・修繕積立金まで事前に試算を。

失敗例③:ビザや所有規制を理解せず購入してトラブル
→ 国によっては購入できる物件の種類に制限あり。信頼できる現地の専門家に相談を。

失敗例④:将来売却できず出口戦略に失敗
→ ローカル需要・外国人投資家の流入があるかなど、再販の見通しも確認しておく。

セカンドハウス購入を成功させるポイント(より具体的に)

  • 情報収集の質を上げる:日系企業や信頼できる不動産業者の無料相談・現地視察ツアーに参加。
  • 現地での支払い・税制も把握する:物件価格に対して登記費用・契約手数料が何%かを確認。
  • 購入後の運用設計まで含めて考える:住むだけでなく、短期貸し・長期賃貸・転売の選択肢も検討。
  • 通貨・資産管理の体制を作っておく:現地口座の有無、為替リスクの備えも含めて準備。
  • 滞在時の快適性をシミュレーションする:周辺施設(スーパー、病院、公共交通)まで実際に歩いて確認。

弊社おすすめの注目エリア:カンボジア

カンボジアは、東南アジアの中でも成長性と投資効率のバランスが取れた国として近年注目されています。

カンボジアの魅力とは?

  • 外国人でもコンドミニアム所有が可能:一定の条件下で登記も可能。透明性も高まりつつある。
  • 不動産価格の上昇余地が大きい:経済成長率が高く、インフラ開発も進行中。
  • 米ドル建て資産:カンボジアでは実質的に米ドルが流通しており、通貨安のリスクを抑えやすい。
  • 日本人投資家も増加中:日系デベロッパーによる安心のサポート体制が整ってきている。

セカンドハウス+投資を両立したい方におすすめ

プノンペンやシアヌークビルなど、都市部とリゾートの両面を備えたエリアが人気。バケーションと収益運用の両立を狙いたい方には特におすすめです。


著者について

池 英蘭
JCI Lab Co.,Ltd 取締役・営業本部長 

不動産開発、販売、リーシングマネジメント、プロパティマネジメントなど幅広い経験を持ち、宅地建物取引士・管理業務主任者資格をはじめ多数の不動産関連資格を取得。日系大手不動産デベロッパー2社にて、中国、香港、マカオ、台湾などの市場開拓に貢献。長年の経験を活かし、顧客のニーズに寄り添った最適な不動産投資プランを提案。