近年、国内投資家の間で注目度が高まっている海外不動産投資。
高利回り物件やキャピタルゲインの期待値、リスク分散など国内不動産とはまた異なる魅力があり、皆様の中にも関心を抱いている方は多いのではないでしょうか。
本記事では海外不動産投資が注目されている理由や向いている人の特徴、購入方法などを解説します。
弊社は、カンボジア国内で不動産を扱う会社様とパートナーシップ契約を結んでいます。正規販売代理店として、市場プロモーション、新しい販売パートナーの拡充、契約締結サポート、アフターサービスなどを提供してまいります。 また、弊社の強みでもある現地との繋がりを活かし、 開発デベロッパー様から直接いただく最新の情報を提供することができます。まずは、情報収集から始めたいお客様も大歓迎です。
外国人でも購入できるの?外国人の購入に対する規制とは
不動産の投資先として日本だけでなく海外を視野に入れる方が増えており、理由は以下の通りです。
①GDP成長や人口増加によって海外の地価、不動産価格が上昇しているから
②人口が増加している国では、安定した家賃収入や出口戦略が狙いやすいから
③外貨での不動産保有は、資産のリスク分散に繋がるから
海外不動産投資の魅力を次の項目から紹介していきます。
①GDP成長や人口増加によって海外の地価、不動産価格が上昇しているから
海外不動産投資が注目されている大きな理由の一つに、海外不動産の価格が継続的に上昇している点が挙げられます。
不動産価格が上昇を続ければ、賃貸収入によるインカムゲインに加えて、多額の売却利益(キャピタルゲイン)の獲得が可能です。
例えば我々が提案しているカンボジアでは、高級物件が5年間で約2倍ほどまで物件価格が上昇している事例も多く、キャピタルゲインを狙いやすくなっています。
人口爆発により2050年ごろまで賃貸需要の増加が見込まれており、且つ今後更なる経済発展が見込まれる同国では不動産の需要が伸び続けています。
アメリカなどの移民国家も、一部の州では継続的な人口増加と不動産需要の拡大が記録されており、キャピタルゲインを獲得しやすいといえます。
②人口が増加している国では、安定した家賃収入や出口戦略が狙いやすいから
人口の増加している国では、より多くの雇用と人口が都市部に集中し、結果として賃貸需要の爆発的な増加が発生します。
そのようなエリアでは賃料が下落しにくく空室リスクも低くなる傾向があるため、キャピタルゲインだけでなく安定した賃料収入(インカムゲイン)を見込めます。
一般的に新興国はカントリーリスクを抱えていると言われていますが、この賃貸需要の安定性は政治等の影響は受けづらく、人口密度の増加に直結していると言えます。
もちろん、日本が不況に陥った際に賃料の設定金額を引き下げなければ空室が目立ったことと同じく、新興国では現地の状況に合わせて戦略的に設定を行う必要があります。
しかし賃料が高いからといって必ずしも良いわけではありません。例えば、東京は賃料が高水準で安定していますが物件価格自体が非常に高価であるため、表面利回りでも3%程度しか年間の収益がない場合が大半です。
一方で、相場の賃料が低くてもカンボジアや新興国などは一等地エリアであっても物件価格を日本の10分の1程度で購入が可能なため、ターゲットユーザーを適切に設定することで、平均しても利回りが6%程度、中には利回りがネットで10%以上で運用される方もいらっしゃいます。
③外貨での不動産保有は、資産のリスク分散に繋がるから
ご存じの方も多いかとは思いますが、投資を行う際の鉄則として「リスク分散」というキーワードがあります。
例えば、資産の60%をA社の株式のみで保有している場合、A社の株価が暴落した際のリスクは非常に大きなものになります。A社の株価が上がるか下がるかに関して100%確信をもって見通すことは不可能なため、例えば5~10%づつ6社以上の会社に分けて株式として資産を保有することで、特定の会社が不利になった場合であっても資産の大部分を守ることができるという考え方です。
またこの考え方はリターンの最大化も望めるため、中級者以上の方は基本的に資産ポートフォリオを考えつつ、有価証券や不動産、事業投資などの様々な投資商材にリスクを分散させつつ投資します。
海外不動産が特にリスク分散に適している点としては、価格弾力性が有価証券と比べると低いことから安定した資産形成が想定されることに加え、近年円安傾向が顕著にみられる情勢の中で、為替リスクに対応したポートフォリオの形成に役立つ点が挙げられます。また他国で資産を形成することによって生まれるメリットは多岐に渡ります。
海外の不動産投資が向いている人の特徴
ここまで海外不動産の魅力をお伝えしてきましたが、人によって得意不得意があるように、不動産投資のジャンルにも向き不向きがあります。
我々JCIがサポートさせていただいた中で、海外不動産投資によって様々な利益を獲得したお客様の特徴と、ご自身の状況を照らし合せて検討してみてください。
①海外への渡航が好き、もしくは将来的に移住も検討したい人
②キャッシュでの購入に抵抗感が無い人
③リスクを楽しみ、ご自身の心眼に投資が出来る人
海外不動産投資に向いている方の特徴を次の項目から紹介していきます。
①海外への渡航が好き、もしくは将来的に移住も検討したい人
海外の多くの国では、その国の不動産に一定金額以上投資を行った外国人に永住権などのビザを付与する制度が存在します。
一般的に、投資家ビザと呼ばれる制度です。もし貴方が良く旅行に行く国や移住を検討する可能性がある国であれば、旅行者の取得するビザよりも圧倒的に快適な待遇を受けることが可能です。
それぞれの国で投資金額の規定が異なりますが、物件の購入を複数年で行う支払方法が近年では主流の為、投資を行う難易度は昔に比べると大幅に緩やかになったと言えるでしょう。
②キャッシュでの購入に抵抗感が無い人
海外不動産の購入にあたり注意しなければならないことが、国内金融機関の多くは融資を積極的には行っていないという点です。
これは日本では一般的な不動産の担保評価制度が、国外だとかなり珍しいことに起因します。
その為約9割以上のご購入者様は現金でのご購入を行われますが、投資家の負担が大きいため数年単位での支払方法をデベロッパーが提供しているケースが近年では主流になりつつあり、金利も0%のため場合によってはローンを受けるよりも好条件で物件を変えてしまうなんてこともあります。
また国内でも比較的低利率で融資を実施している企業は複数あり、代表的な例だと東京スター銀行、オリックス銀行などがあります。現地銀行で外国人が融資を受ける場合は、国によりますが金利6%などの厳しい条件のため、ローンを検討される方は国内金融機関を訪ねてみるか、ローンの様に現金で支払える物件を検討することをお勧めします。
③リスクを楽しみ、ご自身の心眼に投資が出来る人
最後に、何といっても海外不動産の最大のデメリットは自身の馴染みのない国に投資するという不安感です。
国内であれば、言語も通じるためしっかりと自身の主張をすることやリサーチもご自身で実施することができ安心しやすい環境課と思いますが、海外の場合だと信頼できるパートナーを見つけることが重要になってきます。
とはいえ、海外不動産の魅力は投資的価値も勿論のこと、如何にご自身がその国自体や物件にワクワクしているかが大きな要素であるため、自分にとって許容できるリスクを楽しみつつ、要所要所をクレバーにリスクヘッジしていく姿勢が持てるのであれば、一度セミナーなどで話を聞いてみることに越したことはないと思います。
弊社でも現地大手企業が弊社に独占的に販売許可を出している物件も存在していたりしますので、是非一度お話をさせていただけますと幸いです。
弊社は、カンボジア国内で不動産を扱う会社様とパートナーシップ契約を結んでいます。正規販売代理店として、市場プロモーション、新しい販売パートナーの拡充、契約締結サポート、アフターサービスなどを提供してまいります。 また、弊社の強みでもある現地との繋がりを活かし、 開発デベロッパー様から直接いただく最新の情報を提供することができます。まずは、情報収集から始めたいお客様も大歓迎です。
海外不動産の購入方法とは
海外不動産の購入において考慮すべき法律は多岐に渡ります。不動産の所有権を規定しているものから、不動産関連の税金に関する規定、その他にも様々な観点を考慮することが必要です。
とはいえ、近年は国際化が進んでいる国も多く、海外投資家へ間口が開かれている国も増加してきています。
例えば、国土交通省が開示しているデータを参照し東南アジア諸国の外国人不動産購入制限をまとめさせていただきました。
国 | 外国人の物件購入可否 | 条件 | 使用可能通貨 |
---|---|---|---|
カンボジア | ◯ | コンドミニアムは全体の70%まで購入可 | 米ドル(USD)、カンボジアリエル(KHR) |
マレーシア | ◯ | 原則としてRM100万(2,800万円)以上の物件) | マレーシアリンギット(MYR) |
シンガポール | ◯ | ー | シンガポールドル(SGD) |
フィリピン | ◯ | ー | フィリピンペソ(PHP) |
タイ | ◯ | コンドミニアムは全体の49%まで購入可 | タイバーツ(THB) |
インドネシア | △ | 「使用権」という形で購入 | インドネシアルピア(IDR) |
ベトナム | ◯ | コンドミニアムは全体の30%まで購入可 | ベトナムドン(VND) |
購入規制について詳しく解説
ここでは、我々がサービス提供を行っているカンボジアを例に話をさせていただきます。
現在、外国人がカンボジアで土地を直接所有することは、憲法および法律によって許されていません。また、原則として建物は土地の構成部分であり、土地とは別個の権利の対象にはならならないのが特徴的です。
そのため、カンボジアの一戸建てや一棟アパートを外国人投資家が取得することは困難です。一方で、アパートやコンドミニアムなどの集合住宅の一部を購入し所有権を保有することは可能となっています。
また、最近ではホテル・オフィスといった事業用不動産の購入も選択肢として挙げられています。開発が進み空室リスクが高まる集合住宅よりも、外国人向けのホテルや外資系企業向けのオフィスを購入したいと考える投資家のニーズも増加しています。
なおカンボジアでは、物件の総占有面積の100%を外国人が保有することができないので、こちらも注意が必要です。これは、2010年に施行された法令により定められており、国内資産を守り、カンボジア人の所有権を一定以上確保する目的があるのです。これにより、コンドミニアムなどの集合住宅では建物全体の70%までは外国人が所有できる状態となり、例えば100戸のコンドミニアムであれば、外国人は70戸までを購入、所有できます。
カンボジアで土地の購入が出来ない理由
カンボジアでは、外国人の土地の保有は許されていません。
憲法第44条で
全ての人間は、個人的であれ集団的であれ、土地を所有する権利を有している。
カンボジア(クメール)法人とクメール国籍の市民のみが土地を所有する権利を有する
引用:カンボジアにおける 不動産取引に関する留意点 2016 年3月
と定められております。
一方で、外国人の方がカンボジアの土地を買う方法が100%ないというわけではないのです。
カンボジアでは、現地法人としての購入は可能です。カンボジアでは、最低資本金額は400万リエル、約1,000米ドルがあれば設立することができます。注意すべき点は、出資比率です。カンボジアでは、会社法により外資が51%以上の場合は「外国法人」、50%未満の場合は「内国法人」と定義されます。
つまりは、内国法人として土地を購入するということができます。
海外不動産の購入方法
カンボジアでの不動産購入方法は日本とほとんど変わりません。基本的な購入方法は下記になります。
- エージェントを介しての購入
- 直接売主と取引する
- 不動産オークション
- ディベロッパーから直接購入
- 共同購入
- オンラインプラットフォームの利用
ただ、エージェントを介して購入することが一般的です。本記事で説明している通り、外国人のカンボジア不動産の購入には複数のルールが存在しております。そのため、現地に精通した不動産エージェントを介して購入することが安心安全な購入方法なのです。
購入手順
購入手順については下記の通りです。
Web検索や不動産セミナーに参加して、カンボジア不動産エージェントを絞り込みます。
エージェントの資格やライセンスを確認することも重要であり、特に現地に精通しているエージェントを選ぶことが重要です。
物件の条件をエージェントに伝え、候補を絞り込みます。予算や理想の利回りなど、具体的な条件を伝えると効果的です。
実際にカンボジアを訪れて物件を視察し、エージェントや周辺環境についても確認します。
また、視察時に銀行口座を開設するのも推奨されます。
購入したい物件が決まったら、購入申込書を提出し、予約申込金を支払います。
ローンを利用する場合は、購入申し込みと同時にローン手続きを行います。
カンボジアのローンより日本の金融機関を利用するほうが現実的です。
購入申込金の支払い後、売主と売買契約(SPA)を締結します。
建築スケジュールに応じて段階的に物件購入資金を支払います。為替変動に注意し、余裕を持って送金することが推奨されます。
資金の全額支払い後、物件が引き渡されます。竣工から引渡しまでには2〜3ヶ月かかることがあります。
物件の引渡し後、家具の搬入やライフラインの開通を行い、入居者募集の準備を進めます。
購入時の注意点
①エージェント選び
カンボジア不動産の購入時の注意点の一つ目としては、エージェント選びです。
当記事で何回も説明している通り、外国人カンボジア不動産の購入にはルールがあり少し複雑です。そのため、現地に精通していない信用できないエージェントに依頼してしまうと、購入時と購入後それぞれでトラブルが発生する可能性が高いです。また、近年では減ってきているものの、詐欺の可能性もございます。2010年ごろ、日本では高齢者を中心に狙ったカンボジア不動産にまつわる詐欺が多発しておりましたので、十分に気をつける必要があります。
発生可能性のあるトラブルについては、下記記載のものになります。
- 不正確な情報を伝えられる
- 購入手続きの不備
- 法的トラブル
- 詐欺
- アフターサービスの不足
- 購入価格や条件の不利な設定
②デベロッパー選び
カンボジアでは、プレビルド方式(プリセール方式)と呼ばれる、まだ完成していない物件を販売する方法が主流とされています。
そのため、ディベロッパーの建設がとん挫するリスクがございます。
信頼できる、実績のある(事業歴や建設実績が多い)現地のディベロッパーを選ぶことが求められます。
比較的、カンボジアでは実際に完成しないというディベロッパーの数が少なくありません。ディベロッパー選びは、確実に建設できるところを選ぶ必要があります。
③登記登録
カンボジアではマンション(コンドミニアム)を買うときに、2種類の証明書があります。1つは「ソフトタイトル」という地方自治体の役人がサインした簡易的な証明書で、もう1つは「ハードタイトル」という正式な証明書で所有権をしっかりと証明します。
ハードタイトルがないと、実際にその物件を持っていることを証明できません。これにより、将来的に所有権を証明する際に問題が発生する可能性があります。
カンボジア不動産の購入や投資のリスクや注意点については、下記の記事でも説明しているので、興味のある方はご確認ください。
弊社は、カンボジア国内で不動産を扱う会社様とパートナーシップ契約を結んでいます。正規販売代理店として、市場プロモーション、新しい販売パートナーの拡充、契約締結サポート、アフターサービスなどを提供してまいります。 また、弊社の強みでもある現地との繋がりを活かし、 開発デベロッパー様から直接いただく最新の情報を提供することができます。まずは、情報収集から始めたいお客様も大歓迎です。
カンボジア不動産を購入する際の税金と費用
カンボジア不動産を購入する際の税金一覧
カンボジア不動産投資で必要な税金は下記になります。
税金名 | 説明 | 課税率 |
---|---|---|
資産譲渡税 | 不動産を購入する際にかかる税金。 | 4% |
固定資産税 | 不動産を所有している場合に毎年課税される税金。評価額の80%に対して課税。 | 0.1%(1億リエル以上の財産) |
不動産収入税 | 不動産を賃貸して収入を得る場合にかかる税金。 | 居住者であれば10% 非居住者であれば14% |
キャピタルゲイン税 | 不動産を売却して利益が出た場合にかかる税金。 | 20% |
印紙税 | 不動産取引に伴う書類に対して課される税金。 | 100リエルから2,000リエル程度 (約3.8円から76円) |
カンボジア不動産を購入する際の費用一覧
カンボジア不動産投資で必要な税金は下記になります。
費用名 | 説明 | 金額(目安) |
---|---|---|
登記費用 | 不動産を購入した際の所有権を正式に登記するための費用。 | 物件価格の2%程度。 |
弁護士費用 | 契約書の作成や法的手続きを行うための弁護士費用。 | 契約内容や弁護士の経験によって異なる。 |
仲介手数料 | 不動産仲介業者を通じて物件を購入する場合の手数料。 | 物件価格の1%から3%程度。 |
修繕費 | 購入後の物件の修繕やリフォームにかかる費用。 | 100万円程度(物件の状態による)。 |
火災保険料 | 不動産を保有する際に加入する火災保険の費用。 | 年間数万円程度。 |
家具・家電の購入費用 | 家具や家電が備わっていない物件を購入した場合の費用。 | 100万円程度(物件の規模やアイテムによる)。 |
銀行口座開設費 | 現地の銀行口座を開設するための手数料。 | 銀行によって異なる。 |
不動産投資のシュミレーションについては、下記の記事で記載しているので、ご興味のある方はご覧ください。
まとめ
カンボジアでは2011年から外国人による不動産購入が合法化され、主にコンドミニアムなどの区分所有物件が購入可能になりました。購入者が増える昨今ですが、海外不動産の購入はハードルが高いものです。正しく理解をされるもしくは、正しく理解をしている人を頼ることが重要です。今回の記事では、カンボジア不動産の購入方法から具体的にかかる費用まで説明してきました。
今回の記事でも記載しているように、現地に精通したエージェントを選びトラブルなく、不動産を購入してください。
弊社は、カンボジア国内で不動産を扱う会社様とパートナーシップ契約を結んでいます。正規販売代理店として、市場プロモーション、新しい販売パートナーの拡充、契約締結サポート、アフターサービスなどを提供してまいります。 また、弊社の強みでもある現地との繋がりを活かし、 開発デベロッパー様から直接いただく最新の情報を提供することができます。まずは、情報収集から始めたいお客様も大歓迎です。
ご興味ございましたら是非お問い合わせください。