近年、東南アジアの成長市場として注目を集めるカンボジア。 なかでも、現地のIPO市場は外国人投資家にも門戸が開かれ、少額から成長企業へ投資できるチャンスが広がっています。
この記事では、カンボジアIPO市場の魅力と投資を始める方法について解説をします。
「英語が苦手だから不安…」という方でも心配はいりません。
カンボジア証券口座の開設をスムーズに進めるための実践的な手順と注意点についてもわかりやすく解説していますので参考にしてください。
カンボジア株式市場の概要
カンボジアの株式市場について詳しく知る人は、まだ多くありません。
この記事を読んでいる方の多くもカンボジアについて「これから伸びそうな国だけど投資をするのはなんだか怖い」「イメージがつかない」と思っている方が多いのではないでしょうか?
しかし、カンボジアは非常に魅力的な投資先で、カンボジアの投資環境について知ればそのような不安は払拭されるはずです。
カンボジア証券取引所(CSX)は2011年に認可された比較的新しい市場で、上場企業数は2025年10月時点で11社と小規模です。
市場全体の時価総額は約30億ドル程度で、東南アジア諸国の中でもまだ発展途上にあります。
取引量も限定的で、日々の売買高はベトナムやタイの市場と比べるとかなり少ないのが現状です。
しかし、カンボジア経済そのものは堅調に成長を続けており、直近10年間の平均成長率はおよそ6〜7%と高水準で、製造業や観光業の発展に伴い、外国資本の流入も増加傾向にあります。
特に中国、日本、韓国などの投資家が不動産・インフラ・金融分野に積極的に参入しており、資本市場の拡大に向けた環境が整いつつあるのです。
他の東南アジアの株式投資が進んでいるベトナム(上場企業は2024年時点で約390社)などに比べると市場規模はまだまだ小さいですが今後大きく成長する可能性がある非常に魅力的な市場といえるでしょう。
参考資料:https://csx.com.kh/en/company-information/stock/list-of-companies
注目が集まるカンボジアIPO市場とは?
カンボジアのIPO市場が、今じわじわと注目を集めています。
背景にあるのは、堅実な経済成長です。
近年のGDP成長率は平均6〜7%と高く、東南アジアでも上位の伸びを誇ります。
縫製業や建設、不動産、観光などが経済を支え、若い人口が多いことも成長の追い風になっています。
さらに、政府が外資誘致に積極的で、法人税の優遇や投資制度の整備などを進めた結果、海外からの資金流入が増えました。
こうした流れの中で、2011年に設立されたカンボジア証券取引所(CSX)は、まだ上場企業こそ少ないものの、着実に市場基盤を広げています。
初期は銀行や国営企業が中心でしたが、近年は民間企業の上場も進んでいます。
2023年には通信大手のCAMGSMや教育事業を手がけるMengly J. Quach Educationなど、多様な業種の企業が新たに上場しました。
これにより、カンボジア証券市場は従来の国中心から、民間主導の成長段階へと移行しつつあります。
特に注目されているのが、外国人投資家の参入です。
カンボジア市場は個人でも証券口座を開設でき、ドル建てで取引が行える点が魅力。
ベトナムやタイに比べてまだ規模は小さいものの、その分、成長余地が大きく、いわば「これから伸びる市場」としての期待が高まっています。
安定した経済基盤と拡大する証券市場が重なり、今、カンボジアIPOは次のチャンスを探す投資家の目に留まり始めているのです。
カンボジア証券取引所(CSX)とIPOの現状
カンボジアのナショナル証券取引所であるCSXは、Ministry of Economy and Finance (Cambodia)(政府)と Korea Exchange(韓国証券取引所)のジョイントベンチャーとして設立され、政府が55%、韓国証券取引所が45 %の出資比率となっています。
2011年5 月に上場ルールや市場運営の法的根拠が整えられ、2012年4月18日に国内初の上場企業が取引をスタートさせました。
最新では、時価総額が約11 兆 KHR(2025年4月時点)を記録しています。
また、取引口座数が2024年末時点で約51,000口座に達したとの報告もあります。
CSXにおけるIPOの活性化も徐々に進んでいます。
例えば、Picasso City Garden Development Plc.は、2025年12月のCSXグロースボード上場に向けて事前承認(in-principle approval)を取得しています。
ただし、Picasso City GardenのIPO株を購入するには、カンボジアの証券口座が必須です。
サポートなしに日本で口座開設をするのは難しいのが現状ですが、JCI LABはCSPと正式に連携しており、日本からの投資希望者にも日本語でのサポートを提供可能です。
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また、CAMGSM Plc.(旧Cellcard)は2023年にIPOを実施し、年間7%の配当保証を掲げるなど、個人投資家にとって注目の案件となりました。 CSXを通じた資金調達が国家戦略の一部ともなっており、政府出資の企業や公的色の強い事業者が含まれてきました。
例えば、上場時点で政府が主要株主として関与しているケースがあります。
具体的には、Phnom Penh Autonomous Port Plc.(PPAP)は、IPO後5年間、株価の5 %を超える配当を支払うという方針を示しています。
カンボジアで投資を始めるには?― 証券口座開設の流れ
カンボジアで株式などに投資を開始するには、まずCSXのメンバー証券会社を通して証券口座を開設する必要があります。
現地の証券会社に登録し、本人確認(パスポート)や銀行口座情報、投資家識別番号(Investor ID)の発行を受け、CSXアプリから株の売買を行うことができます。なお、CSXアプリは日本語対応もしているため、外国語に自信のない方でも安心して株取引が可能になります。
日本語でのサポートや現地での同行がない場合、書類の準備や本人確認の手続きなどで戸惑うこともあります。
さらに、きちんとしたサポートがないと、証券口座の開設や取引自体がスムーズに進まない可能性もあります。
カンボジア証券口座の開設においては、銀行口座は必須ではありませんが、配当金の受け取りや資金の移動をスムーズに行うためには、現地銀行口座を併せて持つのが望ましいとされています。
その理由として、株式を売却した際の資金は、カンボジア国内の銀行や海外の銀行(日本の銀行でも可)へ送金することが可能ですが、
カンボジアの銀行口座を保有していると、海外送金手数料がかからず、着金も即時に行えるというメリットがあります。
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そこで注目されるのが、JCI LABとカンボジア現地の証券会社との提携体制です。
JCI LABは、日本語でカンボジア証券投資を支援するプラットフォームで、現地証券会社と連携して「口座開設サポート+書類・手続き代行+日本語対応」を提供しています。
これにより、英語・クメール語・現地の法律の壁を感じることなく、日本から比較的スムーズに口座を開設が可能です。
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通常、カンボジアの証券会社で口座を開設するには現地での手続きが必要です。
しかし、現地証券会社との正式な提携により、日本からでもサポートを受けながら手続きを
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将来展望と注目セクター
カンボジアの株式市場はまだ小規模ながら、将来の成長余地は非常に大きいと見られています。
今後のIPO候補として注目されるのは、インフラ、金融、観光、不動産、そしてテクノロジー関連の分野です。
首都プノンペンでは都市開発や電力整備が進み、地方でも道路・物流インフラの整備が急ピッチで進行中です。
観光業もコロナ禍からの回復が続いており、アンコールワットを中心に外国人旅行者数が急増しています。
ホテルや不動産開発を手がける企業の上場準備も進められており、資本市場の広がりを後押ししている状況です。
一方で、政府は証券市場の活性化に本腰を入れ始めました。
デジタル証券取引システムの導入を進め、オンラインでの投資家登録・取引を容易にする取り組みを加速中です。
さらに、ESG(環境・社会・ガバナンス)を重視した企業開示を促進し、持続可能な投資市場の構築を目指しています。
これにより、外国資本だけでなく、国内の若年層投資家の参加も増えつつあるのです。
加えて、ASEAN経済共同体(AEC)や地域包括的経済連携(RCEP)など、地域経済の一体化もカンボジア市場に追い風です。
周辺国との貿易や投資の流れが活発化し、金融・テクノロジー・製造分野での連携が拡大しています。特にベトナムやタイからの企業進出が増え、資金とノウハウの両面で市場が成熟し始めています。
これらの動きから見ても、カンボジアは「東南アジアの次なる成長フロンティア」として、今後の投資機会に注目が集まっているといえるでしょう。
まとめ|成長する市場で、安心して一歩を踏み出すために
カンボジア株式市場は、まだ発展途上ながらも大きな可能性を秘めた成長フロンティアです。
東南アジアの中でも経済成長率が高く、政府もデジタル証券やESG推進などを通じて市場の整備を加速させています。
これまで機関投資家や一部の上級者に限られていた新興国投資の世界に、個人でも参加できるチャンスが広がってきました。
カンボジア証券取引所(CSX)では、通信・教育・不動産など多様な業種が上場を果たし、民間企業のIPOも増加中です。
ドル建てでの取引が可能な点も、為替リスクを抑えながら国際的な資産分散を目指す投資家にとって魅力的です。
さらに、日本語サポートを行うJCI LABなどの支援体制が整い、英語に不安のある初心者でも安心してスタートできる環境が整いつつあります。
まだ小さな市場だからこそ、成長の恩恵を早い段階でつかむチャンスがあります。カンボジアIPO市場は、まさに「これから伸びる国」に投資する楽しみを味わえる場所です。
今後も上場動向や市場ニュースを追いながら、最新の情報をフォローしていくことで、次の投資機会を逃さず掴むことができるでしょう。これから注目すべき新興国への投資の扉が、いま開かれつつあります。
参考資料・出典
- Cambodia Securities Exchange, “List of Companies” https://csx.com.kh/en/company-information/stock/list-of-companies
- Khmer Times, “Cambodia stock market to surpass US$700M by year-end: Socheat says” https://www.khmertimeskh.com/501769575/cambodia-stock-market-to-surpass-700m-by-year-end-socheat-says/
- ACLEDA Securities Plc., “Listed Company MJQE – Mengly J. Quach Education PLC” https://www.acledasecurities.com.kh/as/eng/listed_company_mjqe
- The Global Economy, “Listed companies – Vietnam” https://www.theglobaleconomy.com/Vietnam/Listed_companies
- IJRPR Vol. 6 Issue 8, “Cambodian Stock Market and Economic Development” https://ijrpr.com/uploads/V6ISSUE8/IJRPR51575.pdf
- EcoDB, “Cambodia – IMF economic growth data” https://ecodb.net/country/KH/imf_growth.html
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