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  4. なぜ「円安=海外投資」ではないのか?日本人が陥りやすい3つの思い込み

なぜ「円安=海外投資」ではないのか?日本人が陥りやすい3つの思い込み

2026年2月26日
jcilab

円安が続くニュースや、「海外に資産を持ったほうがいい」という声を目にする機会が増えると、海外投資を考えたほうがいいのでは、と感じる人は多いはずです。

周りでも「円安だから海外投資を始めた」「今は海外に向かう流れだ」といった話を耳にする機会が増えました。

ただ、その空気感に流されるまま投資判断をしてしまうと、後悔する可能性があります。

円安と海外投資は、似ているようで本来は別のテーマです。為替の動きは判断材料のひとつにすぎず、それだけで投資行動を決めるのは少し乱暴かもしれません。

この記事では、円安にまつわるよくある思い込みを整理しながら、海外投資をどう位置づけるべきかを冷静に考えていきます。

円安と海外投資を切り分けて考える

円安が進むと、どうしても海外投資の話題が増えてきます。

円の価値が下がっているなら、円のまま持っているのは不利ではないか。そう感じるのは自然な反応だと思います。

ただ、その感覚のまま投資行動に移してしまうと、本来考えるべき軸がずれてしまうことがあります。

円安はあくまで為替の状況であって、投資の目的そのものではありません。

資産を増やしたいのか、守りたいのか、あるいは分散させたいのか。その目的がはっきりしないまま、円安だから海外という短絡的な判断をしてしまうと、選ぶ商品や国も場当たり的になりがちです。

もう一つ見落とされやすいのが、円安の影響はすでに多くの投資商品に織り込まれているという点です。

円安を理由に海外資産を買う頃には、価格が上がっていたり、為替前提の期待が先行していたりすることも少なくありません。

結果として、為替を理由に動いたはずなのに、思ったほどの効果を感じられないケースもあります。

海外投資は、円安への対策として使うこともできますが、それが主役になると判断を誤りやすくなります。

本来は、投資対象の中身や成長性、リスクの性質を見たうえで、通貨はその一要素として考えるべきものです。為替を気にするあまり、投資の本質が後回しになってしまうのは本末転倒です。

円安と海外投資を一度切り分けて考えることで、判断はずっと整理しやすくなります。

今の為替環境で何ができるかではなく、自分は何のために投資をするのか。その問いに答えを出してから海外投資を見ると、必要以上に焦らずに済むはずです。

思い込み① 円安は投資行動を決める要因

円安が進むと、どうしても海外投資の話題が増えてきます。

円の価値が下がっているなら、円のまま持っているのは不利ではないか。そう感じるのは自然な反応でしょう。

ただ、その感覚のまま投資行動に移してしまうと、本来の判断軸がずれてしまうことがあります。

円安はあくまで為替の状況であって、投資の目的そのものではありません。

資産を増やしたいのか、守りたいのか、あるいは分散させたいのか。目的がはっきりしないまま「円安だから海外」という短絡的な判断をしてしまうと、選ぶ商品や国も場当たり的になりがちです。

もう一つ見落とされやすいのが、円安の影響はすでに多くの投資商品に織り込まれている可能性があるという点です。

円安を理由に海外資産を買う頃には、価格が上がっていたり、為替前提の期待が先行していたりすることも少なくありません。結果として、為替を理由に動いたはずなのに、思ったほどの効果を感じられないケースもあります。

海外投資は円安への対策として使うこともできますが、それが主役になると判断を誤りやすくなります。

本来は、投資対象の中身や成長性、リスクの性質を見たうえで、通貨はその一要素として考えるべきものです。為替を気にするあまり、投資の本質が後回しになってしまうのは本末転倒です。

円安と海外投資を一度切り分けて考えることで、判断はずっと整理しやすくなります。

「今の為替環境で何ができるか」ではなく、「自分は何のために投資をするのか」。その問いに答えを出してから海外投資を見ると、必要以上に焦らずに済むはずです。

思い込み② 地域分散=安全

海外投資を考えるとき、よく聞く言葉が「分散」です。

日本だけでなく海外にも資産を置いておけば安心だろう。確かに、ひとつの国や市場に資産を集中させるより、複数の地域に分ける考え方自体は間違っていません。

ただ、地域を分けただけで自動的に安全になるわけではありません。

まず意識したいのは、同じような値動きをする資産をいくつ持っても、分散効果は限定的だという点です。

日本株と海外株を持っていても、どちらも景気や金融政策の影響を強く受ける場合、下がるときは一緒に下がります。国が違うという理由だけで、リスクの性質まで変わるとは限りません。

また、海外投資には地域特有のリスクもあります。

政治や制度の変化、情報開示の違い、流動性の低さなど、日本ではあまり意識しなくていい要素が加わります。地域を広げたつもりが、別のリスクを抱え込んでしまうこともあります。

分散という言葉が便利なのは、聞こえがいいからです。

しかし本当に見るべきなのは、どんなリスクを分けているのかという中身です。

通貨なのか、産業なのか、収益構造なのか。それを考えずに地域だけを増やしても、安全とは言えません。

地域分散は手段であって目的ではありません。

安心感を得るためではなく、リスクの性質をずらすためのものです。

その視点を持たないまま海外投資に進むと、思ったほどの効果を感じられないことがあります。

思い込み③ 為替はコントロールできる

海外投資を考え始めると、為替をどう読むかが気になってきます。

「今は円安だから不利」「もう少し円高になってから動いたほうがいい」

そんな風にタイミングを測ろうとする人も多いと思います。

ただ、為替をコントロールできる前提で投資判断を組み立ててしまうと、思わぬ落とし穴にはまりやすくなります。

為替は、金利、金融政策、国際情勢、資本の流れなど、さまざまな要因が絡み合って動きます。専門家であっても継続的に当て続けるのは難しく、個人が完璧に読むのはほぼ不可能に近いものです。

それでも「次は円高に戻るはずだ」「ここが天井だ」と考えて動いてしまうのは、人として自然な心理かもしれません。

問題は、その読みが外れたときです。

為替を理由に投資を見送った結果、チャンスを逃したと感じたり、逆に為替を気にしすぎて頻繁に売買してしまったりすることがあります。

気づかないうちに、投資の主役が資産そのものではなく、為替の予想にすり替わってしまうのです。

本来、為替はコントロールするものではなく、受け入れる前提で付き合うものです。

為替の変動を完全に避けることはできませんが、長期視点でなら影響を平準化することはできます。時間を分けて投資したり、通貨の偏りを把握したりすることで、振れ幅を抑えることは可能です。

為替を当てにいく投資は、どうしても疲れます。

大切なのは、為替を読む力より、為替が動いても破綻しない設計を考えることです。その視点を持てるかどうかで、海外投資との付き合い方は大きく変わってきます。

まとめ 海外投資は目的ありき カンボジアはその候補

円安が続くと、海外投資を急いだほうがいいのではと感じてしまいます。

ただ、円安そのものが投資の答えを出してくれるわけではありません。

大切なのは、なぜ海外に投資するのか、何を分散したいのかという目的を先に決めることです。目的がはっきりしていれば、円安に振り回されずに判断できます。

海外投資は手段であって、流行や雰囲気で選ぶものではありません。成長性を取りに行くのか、通貨分散をしたいのか、それとも長期で持てる資産を探しているのか。

その答え次第で、向いている国や市場も変わります。カンボジアは、そうした条件に合う人にとって、あくまで選択肢のひとつに過ぎません。

実際に検討する際には、制度や手続きの違いも無視できません。

JCI LABのように、海外投資や証券口座開設について日本語で相談できる窓口を使えば、情報不足や思い込みによる判断ミスを減らすことができます。

焦らず、目的に沿って選ぶ。その姿勢こそが、円安局面で後悔しない海外投資につながっていきます。

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著者について

名前:渡辺 智(わたなべ さとし)

都市銀行に10年以上勤務し、プライベートバンキングや資産運用コンサルティング、融資業務など幅広い分野を経験。
現在は金融・美容分野を中心に執筆するフリーライター。
FP1級・日商簿記1級などの資格を保有し、投資信託・株式投資・債券・外貨・FXなど金融全般に精通しています。

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